虚無僧とはなんですか？中学生に分かりやすく教えて！

虚無僧（こむそう）について簡単に説明するね！
虚無僧は、昔の日本にいた特別なお坊さんのこと。

普通のお坊さんと違って、
頭にカゴみたいな「天蓋（てんがい）」をかぶって、
尺八（しゃくはち）っていう竹の楽器を吹きながら、
町や村を旅して歩いたんだ。
彼らは「普化宗（ふけしゅう）」っていう仏教のグループに属していたよ。

禅宗（ぜんしゅう）って何？

禅宗は、仏教の一つの種類。

普通の仏教は、お経を読んだり、
お祈りしたりするけど、禅宗は「座禅（ざぜん）」っていう、
静かに座って心を落ち着かせる修行がメイン。

自分の心を見つめて、
悟り（真理に気づくこと）を目指すんだ。
シンプルに言うと、
「頭で考えるより、感じることを大切にする仏教」って感じ！

普化宗（ふけしゅう）って何？

普化宗は、禅宗の中のさらに小さなグループ。
尺八を吹くことが修行の一部で、
音楽を通じて心を清めたり、悟りに近づこうとしたんだ。

虚無僧はこの普化宗のお坊さんたちで、
尺八を吹きながら旅をして、
托鉢（たくはつ＝お金や食べ物を乞うこと）で生活してた。
江戸時代には、武士や浪人が虚無僧の姿になって隠れることもあったらしいよ！

虚無僧のイメージ

見た目

頭にカゴ（天蓋）をかぶって、
顔がちょっと隠れてる。キモノみたいな服を着てる。

行動

尺八を「ポーっ」と吹きながら、ゆっくり歩く。
ちょっとミステリアス！

目的

修行したり、悟りを目指したり、
時にはただ旅を楽しんだり。

つまり、虚無僧は「禅宗の普化宗っていう、
尺八を吹くカッコいい旅するお坊さん」だよ！
もしアニメや時代劇で出てきたら、
こんな感じで覚えておけばバッチリ！

現代に居るの？

現代では、虚無僧はほとんど見かけないよ。
虚無僧は特に江戸時代（1603～1868年）
に活躍していた普化宗のお坊さんたちで、
明治時代（1868年～）になると、普化宗自体が政府によって禁止されたんだ。
それで、虚無僧の姿もだんだん消えていった。

今は、歴史や文化のイベント、時代劇、
博物館とかで虚無僧の衣装や尺八を見ることができるけど、
実際に街を歩いて尺八を吹く虚無僧はもういないんだ。

たまに、尺八を演奏する人や、
歴史を再現するグループが虚無僧の
スタイルを真似ることがあるかもしれないけど、
昔みたいな本物の虚無僧はいないよ。

『有吉の壁』でガクテンソクの
奥田修二さんが虚無僧になってるね！

2025年1月8日放送の
『有吉の壁3時間SP』の
「即興男女ユニットの壁を越えろ！おもしろ千客万来の人選手権」で、
奥田さんがぱーてぃーちゃんの金子きょんちぃさんと組んで
「京佳お嬢様と奥田執事」っていうコントを披露したんだけど、
その中で虚無僧の笠（天蓋）をかぶるシーンがあったんだよね！

このコント、めっちゃバズって、
放送直後にSNSでトレンド入り！
奥田さんが虚無僧の笠をかぶって、
柱の陰からきょんちぃさんを見守る姿が、
なんかシュールでハマっちゃったみたい。

虚無僧のあのミステリアスな雰囲気と、
奥田さんの真面目なキャラが合わさって、
めっちゃ笑えるし、妙な魅力があるよね！

このユニット、ショートドラマ化（全6話）
や漫画化までされて、めっちゃ人気出ちゃってるんだ！