18歳で大人！？お酒やタバコは？クレカを作れる？刑事責任はどうなるの？

日本で成人の年齢が20歳から18歳に引き下げられたのは、
2022年4月1日から施行された民法の改正によるものです。

この変更で、いろんなルールが
どう変わったのか、中学生でも分かりやすく説明しますね！

1.成人とは？

「成人」とは、法律上「大人」として扱われる年齢のこと。
2022年4月1日から、日本では18歳で成人とみなされるようになりました。

これにより、18歳になると
自分でいろんな契約をしたり、責任を負ったりするようになります。

2.成人式はどうなるの？

成人式は、基本的には20歳で行われることが多いです。
なぜかというと、成人式はもともと
「20歳をお祝いする」という地域の伝統的な行事だからです。

18歳で成人になった今でも、ほとんどの地域では
「20歳で成人式を行う」と決めています。
これは、18歳だと高校生や受験生が多くて忙しいから、
20歳の方が参加しやすいという理由もあります。

ただし、地域によっては
18歳で成人式を開催するところもあるので、
自分の住む市町村のルールをチェックする必要があります。

3.お酒やたばこはどうなるの？

お酒やたばこ、競馬などの公営ギャンブルは、
19歳以下の人は禁止という法律
（「二十歳未満ノ者ノ飲酒ノ禁止ニ関スル法律」
や「たばこ事業法」など）が変わっていないので、
20歳にならないとできません。

成人年齢が18歳になっても、
これらのルールは変わらないんです。
なので、18歳で成人になっても、お酒やたばこは20歳まで我慢！

4.クレジットカードや契約はどうなるの？

18歳で成人になると、
親の許可がなくても自分でいろんな
契約ができるようになります。

例えば…

クレジットカード

18歳から自分で申し込めます。
ただし、クレジットカード会社は
収入や信用をチェックするので、
学生だと作るのが難しい場合もあります。

携帯電話の契約、ローンの契約、
アパートの賃貸契約なども、18歳から親の許可なしでできます。
ただし、契約は「自分の責任」で
結ぶことになるので、よく考えて行動することが大事！

5.刑事責任はどうなるの？

刑事責任（犯罪を犯したときに受ける責任）は、
実は成人年齢とは直接関係ありません。

日本の法律では、14歳から刑事責任を問われる可能性があります
（これを「刑事責任年齢」と言います）。
18歳で成人になったからといって、
刑事責任のルールが変わるわけではありません。

ただし、18歳未満の人は「少年法」によって保護され、
成人とは異なる裁判や処罰の方法が適用されます。

18歳・19歳の人は「特定少年」と呼ばれ、
2022年の少年法改正で少し厳しい扱いを受けることがあります。
例えば、重大な犯罪を犯した場合、
18歳以上だと実名報道される可能性があります。

でも、基本的に「18歳」ということはありません。
刑事責任は14歳から始まり、18歳で少しルールが変わると考えてください。

6.その他の線引き

運転免許：普通自動車の免許は
18歳から取得可能です（これも成人年齢とは関係なく、昔から同じ）。

結婚：18歳で成人になったので、
男性も女性も18歳から親の許可なく結婚できます
（以前は女性は16歳、男性は18歳だったけど、2022年から統一）。

選挙の投票：選挙権はすでに
2016年から18歳に引き下げられていて、
18歳で国や地域の選挙に参加できます。

まとめ
何が18歳で、何が20歳？

成人年齢が18歳になっても、
すべてのルールが18歳に変わったわけではありません。

法律や社会のルールで、
18歳と20歳が混在しているので、ちょっとややこしいですよね。
以下の表で、どんなことが何歳でできるのか整理してみます！

アドバイス

18歳で成人になると、
自分の行動に「責任」がついてきます。

例えば、契約でお金を借りたり、
詐欺に遭ったり、騙されたり
クレジットカードを使いすぎたりすると、
自分でその問題を解決しなきゃいけません。

なので、契約やお金のことはちゃんと調べて、
慎重に決めることが大事だよ！
もし分からないことがあれば、親や信頼できる大人に相談してね。