EU vs 日本!ウナギの取引規制で何が変わる?中学生に分かりやすく教えて

EU vs 日本!ウナギの取引規制で何が変わる?中学生に分かりやすく教えて 政治と暮らし


Q.EUワシントン条約に基づき
ニホンウナギの国際取引規制を提案する可能性があり、
これに対し日本政府は反対の立場を表明しています。
これはどういう意味ですか?
ウナギが食べれなくなるのですか?
中学生に分かりやすく教えてください。

わりやすく説明するね!

EUが「ニホンウナギの国際取引を規制しよう」と提案しているけど、
日本は「それは困る!」と反対している話だよ。
この問題を中学生にもわかるように、ポイントを分けて説明するね。

1.ワシントン条約ってなに?

ワシントン条約は、
野生の動物や植物が絶滅しないように守るための国際的なルールだよ。

たとえば、ウナギやゾウ、サイみたいな動物が、
たくさん捕られすぎたり売られたりして、
数が減ってしまうのを防ぐんだ。

この条約では、守りたい動物や植物を
「付属書」というリストに載せて、
国際取引(国から国への売り買い)を制限するんだ。

2.EUが提案していること

EU(ヨーロッパの国々のグループ)は、
ニホンウナギを含む「ウナギの仲間全員」を、
このワシントン条約のリスト(付属書II)に載せようとしているよ

リストに載ると、ウナギを他の国に輸出したり、
輸入したりするのに厳しいルールができるんだ。

たとえば、「ウナギを売るなら、
数が減らないようにちゃんと管理しないといけないよ」
っていう決まりができる。

3.なぜ日本は反対しているの?

日本はウナギが大好きで、
土用の丑の日とかにたくさん食べるよね。

でも、日本で食べているウナギの7〜8割は、
外国(特に中国や東南アジア)から輸入しているんだ。

もしワシントン条約で国際取引が規制されると、
外国からウナギを買うのが難しくなるかもしれない。

そうなると、ウナギが高くなったり、
食べられなくなったりする可能性があるから、
日本は「規制はイヤだ!」と反対しているんだ。

4.「国内のウナギは食べられる」ってどういう意味?

ワシントン条約は「国際取引」、
つまり国と国の間のウナギの売り買いを規制するものだよ。

だから、もし日本国内で育てたり捕ったりしたニホンウナギなら、
規制されても食べ続けることができるんだ。

ただし、問題が一つあるよ。
日本国内のニホンウナギの数が減っていて、
ちゃんと管理できていないんだ

もし日本が「ウナギの数を守る仕組み」
をしっかり作れれば、国内のウナギはこれからも食べられるってことだよ。

5.じゃあ、日本はどうすればいいの?

日本は、ニホンウナギが絶滅しないように、
国内でウナギの数を増やしたり、
乱獲(とりすぎ)を防ぐルールを作る必要があるよ。

たとえば、ウナギの赤ちゃん(シラスウナギ)
を捕りすぎないようにしたり、
養殖(ウナギを育てる)をうまくやったりするんだ。
そうすれば、外国からの輸入が減っても、
国内でウナギを食べ続けられる可能性が高まるよ。

まとめ

EUは、ニホンウナギの国際取引を制限しようとしている。
日本は「ウナギの輸入ができなくなると困る!」と反対。
ワシントン条約は国際取引のルールだから、国内のウナギは食べられる。

でも、日本が国内のウナギをちゃんと守れればの話だよ。
日本がウナギを守る努力をすれば、
みんなが大好きなウナギのかば焼きをこれからも食べられるかもしれないね!

Q.でも海外のは餌が人糞のウナギとかあるから嫌だよ。
僕は日本の養殖でいいよ。

確かに、海外のウナギ養殖の
環境や衛生面が気になる人もいるよね。

じゃあ、日本の養殖ウナギに絞って、
ちょっとポイントを整理して話すね!

1.日本の養殖ウナギってどんな感じ?

日本では、ニホンウナギの養殖がけっこう盛んで、
特に静岡県愛知県鹿児島県とかでたくさん育てられてるよ。

日本の養殖場は水質管理やエサにこだわっていて、
衛生面でも厳しい基準があるから、安心して食べられるウナギが多いんだ

たとえば、養殖ウナギはきれいな水で育てられ、
専用のエサ(魚粉とか)を使ってるから、味も安定してるよ。

2.海外のウナギとの違い

海外(特に中国とか東南アジア)で養殖されたウナギは、
コストが安いから日本にたくさん輸入されてるんだ。

でも、養殖の環境やエサの質が日本と違う場合があって、
衛生面や味に不安を感じる人もいるよね
(「人糞ウナギ」ってのは極端な話だけど)。
日本の養殖ウナギは、品質管理がしっかりしてるから、
「国産がいい!」って人が多いのも納得だよ。

3.日本の養殖で十分賄える?

実は、日本の養殖ウナギだけだと、
みんなが食べる量をカバーするのはちょっと難しいんだ。

なぜかというと…

シラスウナギ(ウナギの赤ちゃん)の数が少ない

養殖にはシラスウナギが必要だけど、
自然のシラスウナギの数が減ってるんだ。

輸入に頼ってる部分が多い

日本で食べるウナギの7〜8割は輸入だから、
国産だけでまかなうには養殖の技術や量を増やす必要があるよ。

でも、最近は完全養殖っていう、
シラスウナギを自然から取らずに人工的に育てる研究が進んでるんだ!
これが成功すれば、海外からの輸入に頼らず、
日本の養殖ウナギだけで美味しいかば焼きが食べられる未来がくるかも!

4.ワシントン条約と日本の養殖

さっきのワシントン条約の話で言うと、
もし国際取引が規制されても、
日本が国内の養殖をしっかり強化すれば、
国産ウナギで十分楽しめる可能性はあるよ。

たとえば…

シラスウナギを捕りすぎないルールを作る。
養殖場の水やエサの管理をさらに良くする。
完全養殖の技術を早く実用化する。

こうやって国内のウナギ資源を守れば、
海外のウナギに頼らなくても
「日本の安心なウナギ」を食べ続けられるんだ!

5.君の気持ちにどう応える?

「日本の養殖でいい!」って気持ち、めっちゃわかるよ!
国産ウナギは味も品質もバッチリだし、安心感があるよね。

もし君がウナギを食べるときは、
スーパーやお店で「国産」って書いてあるのをチェックしてみて!
あと、ウナギを応援したいなら、
養殖技術を進める研究や、ウナギを守る取り組みをちょっと気にしてみると面白いかも。

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